代々木ではたらく

これからの働き方を考える

サンタクロースはいつまでも君のそばに、

クリスマスですね。みなさんいかがお過ごししょうか。街はにぎわい、今日だけはなんでも許されてしまう、そんな幸せな雰囲気がありますね。いくつになってもクリスマスはワクワクするものです。ところでみなさん、日本の未来のためにやるべきことをやっていただけましたでしょうか?

クリスマスにやるべきたった1つのこと、 - 代々木ではたらく

僕もきちんと日本の未来のための行動を起こしました。お肉を食べて、ケーキを食べて、スパークリングワインをごくごく飲みました。経済活動こそが日本の未来をつくります。これからも経済をぐるぐるまわすべく、お仕事頑張りましょう。

 

今夜はクリスマス本番ということで、子どもの頃の幸せな思い出と、これからのテクノロジーについて考えてみたいと思います。それでは宜しくお願いします。

 

親がダメならサンタクロース

実家にいたころ、僕がまだ小学生だったころの話だ。僕の家ではゲームが禁止されていた。それどころか、TVも満足に見せてもらえなかった。サザエさんドラえもんだけが唯一見てもいい番組。TVの本体は押し入れの中に設置されていて、見るときだけ押し入れを開けて電源を入れる。こう書くとちょっと異常な感じがするが、、でもそれが我が家では普通だった。自宅にはもちろんゲームが無かった。でも友達はみんなゲームを持っていて、それを目当てによく遊びにいっていた。僕もみんなと同じ、ゲームが大好きな小学生だった。ある夏の日、お祭りに参加していた。子どもにとってお祭りと言えばくじ引きだ。あろうことか、なんと僕はスーパーファミコンを当ててしまったのだ。しかし、これを家に持って帰ったら怒られる。そう思った僕はスーパーファミコンを破棄。「これでよかったのだ」と心に言い聞かせながらお祭り会場を後にした。それくらい強いゲームNG政策が敷かれていた。(余談だが、僕がスーパーファミコンを手に入れるのはそれから20年後になる。そしてゲームを卒業することなく、今に至る。)

 

小学校高学年のころだろうか?サンタさんを熱く信仰していた僕は、サンタさんにゲーム機を頼むことを思いついた。ビッグアイデアだ。親はゲームNGだけど、サンタクロースに頼めばどんなものでも持ってきてくれる。神であるサンタクロースはたとえ親でも阻止することはできない。そしてどんな高価なものでも無料で提供してくれる。僕の思惑は見事に的中した。25日の朝、僕は長年の夢だったゲーム機を手に入れ、鬼のようにポケモンをやりまくった。親の目を考慮し、TVゲームではなくゲームボーイを選択した。その日のために、親に極秘でゲームソフトを用意していた。もちろん自腹で。誰の判断でもない。神であるサンタクロースが下さったゲーム機ならOKでしょう。お金もかかってないわけだし、そこに親が介入すべきでないよね。我が家でゲームが解禁された瞬間だった。

それ以降、神はもう僕の願いを聞くことはなかった。サンタクロースは他の子どもの夢を叶えるべくどこかに行ってしまったのだ。

 

 

その出来事から、長い時間が経った。

 

 

人事がダメなら人工知能

時は2017年。人工知能ブームがまた来ている。今回のブームのキモは、人間の脳の構造を模したニューラルネットワーク。それを何重にも重ねまくってディープラーニングを走らせ、人間があれこれ設定しなくても人工知能が勝手に成長していく構造になっているという。ここで詳しく突っ込むことはしないのだが、いろいろな分野に使われていくことだろう。僕も本当に楽しみにしている。AIの得意なこととして、膨大な量のデータからある傾向をつかみ、人間にはとても気づくことができない要素を発見する能力がある。どんな人がどんなときにどんなお店に入る。とか。風が吹けば桶屋が儲かる的な、なぜかそうなるみたいなことを、再現可能なものとして抽出できる。これを利用すると、会社の人事なども一発で最適解を導きだせる。AさんとBさんを一緒のチームにすると、なぜか別のチーム売り上げが爆上げする。ということが一瞬で分かってしまう。人間には絶対に導きだせない。人工知能先生の言いなりになるのが一番いいということになっていく。するとどうなるか?「部長、人口知能が判断しているので、すみませんが辞めてもらっていいっすか?」みたいなことがおこってくる。「社長、今日は徹夜でコピーとってもらっていいっすか?人工知能が言ってるんで」みたいな。しょうがないじゃん人工知能が言ってるんだから。あたまに「すみませ〜〜ん、人工知能が言ってるんで〜」ってつければオールOK。なぜか分からないけど、そうすることで売り上げが爆上げするんだから。人間には分からない謎の風がそこにふいちゃってるんだから。誰の判断でもない。神である人工知能が下した判断なら間違いない。誰の息もかかってないわけだし、そこに人間の思考が介入すべきでないよね。かくしてそれ以降、神のお告げを聞く人工知能の担当者に反対の意見をする者はいなくなった。社長ですら、人工知能担当者の言うことを素直に聞いて裸踊りをする毎日だ。

今年の売り上げはきっと過去最高になる、そのはずだ。