代々木ではたらく

これからの働き方を考える

少子化は高齢化が起こす、

今の日本で起きている様々な問題は、

少子高齢化、とりわけ、少子化に問題があると思っている。

 

こどもの少なさが、

消費を縮小させたり、年金問題を生み、

未来に希望を持てない状況をつくっている。

そう思っていた。

 

ただ、なぜ少子化が起こっているのかを考えなくてはならない。

少子化とセットにされている「高齢化」の方に、

少子化の問題の一旦があるのではないか?と感じ始めている。

 

高齢化は、医療や食事の進歩でどんどん進んでいる。

今の高齢者が長く生きるようになるというレベルではなく、

若い人たちが、今の高齢者よりもっと長生きになっていく。

それが継続して起こっていく。

今のこどもたちは、僕たちよりもっと平均寿命が長いはずだ。

 

人生の折り返し点を寿命の半分だとすると、

今の40歳くらいは平均寿命80歳として、折り返しは40歳くらいだろうか。

今のこどもたちが平均寿命100歳になるなら、折り返しは50歳。

120歳なら折り返しは60歳。

 

そうなると、学校に行く年齢、仕事を始める年齢、

結婚する年齢、出産する年齢が、

ずれ始めても不思議ではない。

 

ここに少子化の理由の一つがありそうな気がしている。

仕事を始めないニートや、選択肢キープを求めるフリーターなどの存在も説明がつく。

 

医療が食事が劇的に進歩し、寿命がのびていっても、

人間の体の進化はそれに追いつけるほど早くない。

だが、考え方や、やり方を変えることはすぐにでもできる。

 

より一層、柔軟に物事を捉え、

より一層、柔軟な家族のありかた、

より一層、柔軟な仕事の仕方を模索していかなければならない。

 

今徹夜で仕事をするべきなのは、

そのあたりのルールを決められる人たちだろう。

自分たちの寿命が尽きても、

後に残った人はもっと生きるのだから。