代々木ではたらく

これからの働き方を考える

経験値は2回目から、

経験値は2回目に一番大きくなると思う。

 

1回目は初回ということもあり、その出来事を把握するだけで精一杯になってしまう。当事者は次何が起こるか分からない状況で、何を準備したらよいか、何が最適かその場の判断だけで乗り越えなければならない。

それをクリアできただけで合格点。ああ、よかったよかった。という状態だろう。確認だけで終わりになってしまう。

 

2回目は、何が起こるか事前に把握している。

何を準備し、何が最適か、あらかじめ用意する事ができる。これにはこう対処したらどうか?試す事ができる。次の次くるものに備え、今はどう立ち回れば良いか?未来を見越した計画をつくることができる。もし失敗したとしても、ここで得られる経験値はとても大きい。把握作業に時間と労力をかけず、試行と結果の純粋な経験が得られる。

 

何やら、難しくなってしまったのだが、何を言いたいかというと、映画って初見だとだいたい面白いよね。ということ。ストーリーを把握していないと次どうなるか?という興味だけで、すごく面白い。(逆に2回目も面白い映画ってなかなか無い。)

 

2回目が経験値を得る本番だ。

冒頭はきちんとつかめているか?

世界と、主人公の説明はくどくないか?

正当で、自然な動機はあるか?

伏線の張り方はどうか?

など、初見では把握作業に忙しくてなかなか見切れない箇所を見て行く。そうすると、その映画がどういう構造でできているか、なぜ面白いのかが分かってくる。

 

本もそうだし、様々な出来事がそうだと思う。

2回体験して、ようやくその意味が分かってくる。