代々木ではたらく

これからの働き方を考える

彼の時間、

「彼の時間をもらうんですから、お金かかって当然ですよ」と僕は担当者に伝えた。

担当者は、なぜ打ち合わせに来てもらうだけで料金を請求されているか分からないようだった。

 

有名な方をクライアントさんに合ってもらう必要があり、その調整をしていたのだ。担当者はクライアントの会社員で、その有名人は自営業やフリーランスのような動き方をしている立場だ。

 

会社員は月給(時給)で働き、フリーランスは報酬で働く。その両者を合わせると大変なことが起こる。時間に対する考え方が180度違うことが多々ある。

短期的に見ると、会社員は時間あたりの仕事量を押さえると、相対的に給料が上がる。対して、フリーランスは時間あたりの仕事量を増やすと相対的に報酬が上がる。時間をつかいたい人と、時間を使いたくない人の間で摩擦が起こってしまうのだ。

 

そのため会社員は、打ち合せに来るフリーランスが料金を請求してきたことに驚いた。でも本当は会社員の打ち合せも当然会社が負担している。それが見えなくなってしまっている。

 

無料で打ち合せに来てくれるフリーランスはいない。

もし打ち合せ代が請求されなくても、全体の報酬の中に含まれているということを知っていた方がいい。