プロフェッショナルとアマチュアの違いは何か?
よく議論になっている。この問いはあまり意味が無いように思うけど、カレー味のあれこれと同じような感じだ。
この違いは視点によっていろいろ変わってしまう、時代が変わるとテクノロジーや社会システムによって見え方が変わってしまうからだ。
今僕が思うプロとアマの差は以下だ。
1)それで食っていけるかどうか。
2)自己満足になっていないかどうか。
3)自己展開できるかどうか。
1)それで食っていけるかどうか。
仕事の質ではあまり判断できなくなってきている。インターネットで世界がつながったり、技術が進歩すると「プロ」と「アマ」の見た目の差が小さくなっていく。それに加え、実際の現場は金はないし時間もない。反対に時間は無限にあるる場所もある。どこに所属しているかでなく、それで飯がくえているかに判断基準を置いていいだろう。それが生活の糧になっているかどうかは、責任をどう取るかどうかにも関わってくる。
2)自己満足になっていないかどうか。
社会が求めるものを提供できるかどうかも大きな要素だと思う。1)にも通じる。自分だけのためにつくるか、相手のためにつくるかが壁となる。プロは相手に合わせてかたちを変えていく。
3)自己展開できるかどうか。
「この人プロだな」と思う人はアドリブに強い。現場で不具合が出たら、自分の判断でどんどんなおし、どんどん新しくしていく。それが、伝統的な解法でなくてもよりよいものを常に模索し、その場でフィットさせていく力がある。
偽者は模倣し、本者は変えていく。だから偽者は本者を超えられないのである。