代々木ではたらく

これからの働き方を考える

マリオオデッセイに学ぶ、

ピンチは成長のもと。少し負荷がかかるものに取り組もう。

 

東京はよく晴れている。台風は風だけを残していった。今日は社外で仕事をしている。そのため、今日は朝ブログを書いた。週の始まり、月曜日。今週もよろしくお願いします。

 

この土日は塵が積もってでできた山を崩すのが精一杯で、バタついていた。一人で会社に籠もりなんとかクリアできた。ピンチとクリアを繰り返す事は確実によい経験値になる。ピンチのないクリアに比べ、少なくとも1.5倍くらいの経験値が得られるはずだ。できることだけやっても成長しない。少しだけ、負荷をかけ、難しいことをやるくらいがちょうどいい。

 

新人を育てる

弊社の新卒新人にもそれを経験してほしいと思っている。本人にとって今はできないであろうことをお願いしている。先輩に聞いてもいいし、ネットで調べてもいい。いろいろな手をつかって、頭をまわして、クリアまでたどり着いたときには確実にできるようになっている。「できた」という経験をつめば、つぎの世界に挑戦できる。

ある一つの難しい仕事をやるために、まず下準備として小さい仕事を用意する。高難易度の作業を構成する要素を、いくつかの小さいピースに分解して、別の仕事としてお願いするのだ。その細かい作業がクリアできるころには、高難易度の仕事を渡しても大丈夫。いくつかの成功体験を自らくみあわせて、大きい仕事も難なく回せるようになっている。この半年、マイペースながらなかなか良い成長を見せてくれた。

 

マリオオデッセイ

この成長のプロセスは、任天堂スイッチで最近発売された「スーパーマリオ オデッセイ」とよく似ている。小さいチャレンジをいくつもこなし、「ムーン」という成功の証を受け取る。そこで体得した学びは、次の挑戦に生かされ、じょじょに難易度が上がっていく。気づいたらボスを倒す方法がいつの間にか身に付いているのだ。よくできたゲームは負荷と成長のデザインがすばらしい。マリオはこのバランスの最強の教科書になっている。ぜひ1度プレイすることをお勧めしたい。極めて自然に目的に向かって誘導されていくことに驚くだろう。 そして今作はとんでもない量のアイデアの宝庫であることも見逃せない。どんな仕事にも生かせるエッセンスが凝縮されている。

 

ピンチに突っ込む

年齢とともに成長に必要な負荷が巨大になり、大ピンチを乗り越えて初めて、有効な経験値を得られるような状態になってくる。これはとても危険だ(笑)マリオ オデッセイにもそのような仕掛けがあり、明らかにリスクをとると良いものが手に入るという状況が至る所にある。当然失敗する確率は格段に高くなる。ゲームだったら良いのだが、実世界ではそうもいかない。高いところから落ちれば1発でアウトなのだ。復活はない。

特に、塵が積もってできた山は一見リスクに見えない。気づいたときは取り返しがつかないことになっている。小さいことには、より注意深く見る癖をつけようと思う。