代々木ではたらく

これからの働き方を考える

長期コスパ、

コスパがいい買い物とは何か?

期間の面から見るよい買い物を考えてみたい。

 

何かを買うとき、コスパという言葉を使う人がいる。僕はこの「コスパ」という言い方がとても嫌いなのだが、あえて高いコスパをたたき出す方法を少し考えてみたい。

なぜ僕が「スコパ」という言葉が嫌いなのかと言えば、長期間にわたるコストを考えていない場合が多々あるからだ。今、おなかいっぱいになればいい。今、元気になればいい。今、便利であればいい。今が良ければいいという考え方で「コスパ」が使われている。そんな場合が多いと感じる。短期間の効果をみれば高いコストパフォーマンスなのかもしれないが、長期間で見た時、トータルとして低コスパになっているのではないか?

 

長期パフォーマンス

短期間でのコスパを狙うよりも、長期間でのパフォーマンスを重視したい。そのためには長く使えるものに資金を投下すれば、トータルで高いコスパを見込めるのではないか?そういう思いから。常に使うものにお金を使っていこうと考えている。毎日使うものと言えばスマートフォン、歯ブラシ、靴、メガネ、時計、パソコンetc。常用し、かつ長期間使うものは多少高くても上質なものがいい。毎日使えばトータルのコストはどんどん低くなっていく。

 

最大の買い物

今、弊社では事務所を新しく作っている。人数が増えて、引っ越しを考えることとなり、物件を探した。希望する規模、場所などを考慮すると、相場としては月の家賃が30万円以上するのだが、スケルトン(コンクリートむき出し状態)の物件をで借りると20万円ちょっとで借りることができた。その物件を800万円ほどかけて内装工事をしている。10年そこにいるとすると、月30万円の物件なら3600万円、月20万円の物件に800万円の内装工事を入れた場合だと合計3200万円で、400万円浮く。

そして、さらにおまけが2個つく。

1つは、最初に800万円支払うのであとが楽だ。月々20万円払えばいい。30万円月に消える事を考えると2/3になるのは気持ちの面で余裕がでてくる。金利が安い今、融資を受けてつくる意味もでてくる。

もう1つは、完全に希望通りの内装にできるということ。既存の物件であれば、家賃と内装、立地をトレードオフしたり、何かを妥協しなければならなかったりすることがでてくる。しかしスケルトン物件であれば0から好きなレイアウトを組む事ができる。男女でトイレを分けたり、コンセントの位置、使いやすい部屋わりを考えた。色や、材質に至るまで全部決められる。これは既存物件では得られない体験だった。自分たちに最適な物件にすることができる。

 

貸す

長期間使えるものを手に入れたとしても、もし、自分が使わない時間が発生するのであれば、誰かに貸してしまうというのもいいかもしれない。そもそも価値が高いものであれば貸せるくらいのニーズはあるだろう。無駄になっている時間を逆に換金してしまうのだ。今後アプリなどで貸し借りがもっと簡単にできるようになっていくといいなと思う。今までの貸し借りは、友達や、知り合いなど信頼性の高い人たちの範囲に限定されていた。きちんとお金の管理ができている貸し借りならば、さらにたくさんのひとに間口が広がるだろう。これからはもっと多くのひとと共有していけるようになると思う。AirbnbUberなどが日本でもっと受け入れられて、同じようなサービスが他の業界でももっと広がっていってほしい。