代々木ではたらく

これからの働き方を考える

目標のつくりかた、

具体的な結果を出すためには具体的な目標設定を。

 

今年の目標はなんだったか?昨日少しふれたのだが、もう少し膨らませてみたい。

僕の今年の目標は「個別株への投資」と「なんでも一旦受け入れる」というものだった。これは目標設定としては最悪で、なにをもってクリアと見なすのかがとても曖昧だ。目標に対する逃げの姿勢といえる。「個別株への投資」は字面で言えば投資を開始すればクリアになってしまう。1月には投資を始めたので、即クリアだ。また、「なんでも一旦受け入れる」というものも曖昧だ。「なんでも」の範囲は?本当になんでも受け入れていたらもうこの世にいないかもしれない。また、「一旦受け入れる」というのも弱い。一旦でいいのか?受け入れた後すぐに突き放してもこれはクリアになってしまう。こういった曖昧な設定してしまうと、その状況によって都合の良い解釈をしてしまう。最終的に出てる結果も曖昧なものになり、1年がぼんやりしたものになってしまう。

 

曖昧を具体的に

ではどういう目標の設定をすれば、具体的な効果があるのか。先の2点の目標を例に改善策を考えたい。具体的なものにする時のポイントは数字を入れるということと、固有名詞を入れるということ。まず1つめ「個別株への投資」という広範囲で漠然としたものを、ピンポイントで具体的なものに変えていく。

・「金融資産へ投資する」

・「個別株へ投資する」

・「5%の利益を出す」

・「100万円投資する」

・「任天堂株を100株買う」

下に行くにつれ、具体的の度合いが上がって行く。「5%の利益を出す」というものでも目標設定としては十分だろう。これでクリアできたかどうか、目標達成できたのか?という判断基準が明確になる。「100万円投資する」「任天堂株を100株買う」など数字、固有名詞が入ってくると、もっと具体的な指針として自分を動かす事ができる。僕はどれを目指すべきか。今からでも遅くない。今年は「5%の利益を出す」ということにしよう。「100万円投資する」はクリアしている。

 

次に「なんでも一旦受け入れる」という目標について、こちらも具体的にしていこう。「何でも」という部分と、「一旦」という部分が曖昧だ。「何でも」というのは対象のこと、「一旦」というのは時間のこと。対象と時間が具体的になれば、目標としてワークしてくるのではないだろうか。

・「飲みに誘われたのが週末なら断らない」

・「自分がミスしたら先に謝る」

・「予算案が出たら、初回はその範囲で見積もる」

ちょっと例が難しいが、こんな感じだろうか。善し悪しは置いといて、わりと具体的になったのではないだろうか。これならどういう時にその対応をとればいいか明確で、クリアできたかどうかも分かりやすく、客観的に判断ができる。

 

具体的な結果を出すには

具体的に目標を設定をすれば、具体的な結果が出てくる。そのために重要な事は、固有名詞や数字を入れる。また、対象となる範囲を狭め、時間を限定する。第三者がみてもクリアできたかどうかが明確に分かるようなルール設定をすることが必要だろう。今年もあと1ヶ月半。漠然とした目標設定をしている人は是非見直してみてはいかがだろうか。結果を出すにはまだ十分な時間がある。