楽しく仕事ができる人はどういう人なのか?久しぶりに楽しそうに仕事をする人を見たので書いてみたい。
朝の新幹線で大阪から東京に戻った。寝不足状態で、新幹線内は爆睡。一瞬で東京駅に着いた。今日もそれほど寒くなく、穏やかな雰囲気の月曜日だった。
午後から仕事にとりかかる。今日は弊社にクライアントさんが来てくれて一緒に作業をした。会うのは二度目。ちょっと不思議な雰囲気の人だ。営業マンのような風貌で、頭のキレそうな見た目。反面、すごく楽しそうに仕事をする人だった。(A氏と呼ぶ)しかし、自分の感情をガンガンだすだす。理屈ではなく、感覚で。ここはこうしたい、あそこはああしたい。自分はこう思う。遠慮なくどんどん意見をだしてくる。この手のクライアントはちょっと引いてしまうというか、苦手というか、あつくるしいというか、、失礼を承知で言えば、うざいのだ。感情で仕事しないでよって思ってしまう。しかしこの人は違った。全く嫌な印象を受けない。なんでだろう?不思議だ。この人のためなら前向きに仕事できる、気づくとそんな雰囲気に包まれていた。
こんなに自己中に喋りまくっているのに、嫌な感じがしないのはなんでだろう?そして、まるで子どものように仕事を楽しんでいるように見えた。謎の全ては分からないままなのだけど、ちょっとだけ要因を考えてみた。
仕事を楽しむための条件
1、自分で決める。
何をして何をしないか、自分で決める。人のものさしや、意見に合わせるのでなく自分の考えで動く。いいものを主観でいいと言う。A氏は僕の仕事をとてもよく褒めてくれた。「いいよ!めっちゃいいよ!これ最高だな!プリントして部屋に飾りたい!」本当にこの調子なのだ。その姿は本当に楽しそうだった。
2、0から1を生み出す。
新しいものをつくることは本当に楽しい。既存の仕事でも、今回限りの工夫ができれば、それはゼロイチの仕事だ。そうすれば、自分の仕事となり、唯一無二の仕事になる。この世で一つの仕事が面白くないわけがない。A氏は技術畑の人間ではないからこそ、技術屋の僕には見えない視点で工夫を入れることができる。それをガンガンリクエストしてくるのだ。知らないからこそできることの方が多いい。そう気づかせてくれた。そして良い結果となった。無いものを生み出す仕事はとても充実感がある。
3、人に頼る。
自分にできないことは他人に任せる。これができない人はかなり多いように思う。自分のできる範囲、見える範囲の仕事しかやらない、人に任せない。これでは世界は広がらない。できないことはできる人に全部頼んで、信じ切る。やりたいことを伝えたら変に手出しをしない。そして結果を心から受け入れる。自分の範囲以上のものが出来上がってきたら、最高じゃない?A氏は僕の仕事を信じてくれた。知り合って初めての仕事なのに。
A氏は、少なくとも上記3つが、疑いようのないくらい完璧に備わっていた。純粋というかまっすぐに、とてもシンプルに仕事と向き合っていた。裏表ないからこそ、仕事を楽しめているんだろうなと感じた。僕もその姿勢で仕事をしていたいと思った。