2017年ももう少し。みなさんはどんな1年だっただろうか?仕事は充実していただろうか?日経平均は6年連続上昇しているそうだが、実感できている人はどれくらいいるのだろう。大きくは、いい業界、悪い業界と業界ごとに結構差があるように思う。会社ごと、というより業界ごとに。でも伸び悩んでいる業界も時代の流れに合わせ、仕組みを変えていけるようなフットワークが軽い組織は伸びているように思う。強い組織より、変われる組織がいつの時代も残っていくのだろう。
このブログはこれからの働き方を考えるというテーマがある。最近ちょっとそれたりしている気がするが、それでも根底は仕事のよりよい進め方、ストレス無く元気に働き、収入を増やしていくことにつながるように書いてきたつもりだ。これからも試行錯誤しながらこのテーマを続けていきたい。同時に、皆さんと一緒に考えていくというスタンスも育てていきたいと思う。
そんなわけで、年末も深まってきた今日この頃、今夜は2018年以降の働き方を考えてみたいと思う。お忙しいところいつも読んだ下さって本当にありがとうございます。こんな調子で年末年始もブログを更新していきますので、今夜もおつきあいのほどよろしくお願い致します。
これからの組織
僕が、これからやっていきたいことの一つは、実験場をつくることだ。今までの組織は、会社の目的に沿って人を集めていた。広告や、出版などある1つのジャンルに特化して社員全員がそれに向かっていく。会社のビジョンに合う人を採用し一点突破型で強みを構築してきた。その中で年長者が先輩になり、若者に仕事を教えていくという構造があった。僕がつくってみたい実験場はそういう縦の組織ではなく、横の組織だ。1つのジャンルに特化するのではなく、1人1人が得意なことを持ち寄って、組み合わせながら、そこで何ができるかを考えていく。先輩後輩という関係ではなく、一人一人が特技を持ち、独立して動く。特技と特技を繋げ合わせて新しいものをつくっていくのだ。それぞれができること、それぞれの目的に沿って組織としてのやることが決まっていく。これは今までの「会社」という仕組みのなかでは実現できそうもない。実験場というかたちでまずやってみたいと思っている。
得意なことを集める
趣味レベルでもいい。楽しいことでそれをやっていても苦にならないこと、ついやってしまうこと、一人でもやってしまうことを持ち寄れる場所をつくってみたい。例えば、僕は大学で映像制作について学んだ。映像を撮影して、編集することができる(A氏)。ここにもし、料理が得意な人(B氏)が来たらどうなるか?。じゃあ料理の動画を撮ってyoutubeに上げてみよう、となる。僕は料理できないし、B氏は映像がつくれない。でも全然違う特技の人が2人いれば、そこで新しい何かを生み出すことができる。1人ではできないし、もしこれが先に上げたような従来の会社の仕組みだったら、「なんで急に料理動画つくってるの?業務に関係ないっしょ」となる。両氏が得意で、楽しみながら成果が出そうなことも、つぶされてしまうのだ。そういう感じで世に出ていないものなんて、とてもたくさんあるんじゃないかと思う。特技が2つ以上集まれば新しいものが出来上がる可能性がある、それが3つ4つと集まってきたら、組み合わせは無限に広がっていくだろう。
ここ最近、大きい組織よりも小さくて強い組織をつくろうという流れを感じていた。それをさらに細分化して、特技を持った個人どうしを繋いで、組み合わせて、新しいものを生んでいくというやり方もあるのではないかと思い、今回の実験場の提案を考えてみた。個人の力にテクノロジーの力でレバレッジをかけ、活動の幅をガンガン広げていくことができる世の中になっていくだろう。これからの働き方、とても楽しみだ。