代々木ではたらく

これからの働き方を考える

作業と仕事は違う、

昨日の「便利さと豊かさは違う」というネタに引続き、今日も一瞬同じかと思うけど全然違うシリーズをやってみたいと思う。今回のネタは「作業と仕事は違う、」です。

 

今朝8時の東京は曇っていたが気温が7度くらいあった。結構あったかい。普段は同じ時間だと2〜3度だから、5度も高い。ところが夕方頃には雨が降りだし、極寒。雪でも降るのだろうか、、。

ここのところ、ぼっちに優しい飲み屋を開拓し続けている。夜は毎回新規のお店を訪問する。初めてのお店はとても緊張感があるし、新しい食事に出会えるのでとてもいい。しかしながら年齢的なものなのか、お酒を飲むと酔いが回るのが早い。日本酒1合で結構くる。1人で飲んでいるため、誰もフォローしてくれないのが怖い。このまま飲み続けたら帰れなくなるかも、、。お会計きちんとできるのかな。歳には抗えない。

 

若者にも先輩にも勝てない

体力面でも、年齢による衰退が容赦ない。「30歳過ぎると、ガクッとくるよ」とよく聞くけど、まさにそれを辿っている。働き方にも確実に影響が出てくる。20代には想像もできなかったことが、これから僕の体にも起こってくるのだろう。それをじわじわ感じはじめている。徹夜できなくなったり、長時間集中が続かなかったり。若者にはもう勝てない。先を走っている先輩方も本当にすごい。体力が激減していく中、戦い続けているのだから、どれだけ原資が大きいんだよ全く。後輩には詰められる、先輩には差を広げられる。僕は走り続ける自信がない。

 

「作業」と「仕事」の違い

体力や集中力が激減し続ける中でも、当然のようにいいパフォーマンスをたたき出さなければいけない。そのためには、より効率的に時間を使う必要がある。30歳を過ぎれば、無駄にできる時間は1分1秒ない。どんどん眠くなっていくし、どんどん鈍足になっていく。夕方になればもうほとんどHPは残されていない。少なくなったHPで、何ができるか、どうすれば効率的に成果を出すことができるか。頭を使って働けるかどうかが「作業」と「仕事」を分ける大きな違いになるのではないだろうか。

 

「作業」と「仕事」って違うのか?と一瞬思う。同じじゃない?仕事の中に作業があるんじゃないの?と言う雰囲気もある。でも、よく考えると違うよね、やっぱり。

 

「作業」というのは決められたことをやる。ルールやガイドライン、仕組み、設計図などに従って、その通りに働くことだ。

「仕事」というのは簡単に言えば「作業」を生み出す側の方。ルールを作ったり、ガイドラインを作ったり、仕組、設計図を作ったり。新しいことを考え出すのが「仕事」だ。

 

20代は作業をしていれば良い部分がある。まず社会のルールを覚えて、ガイドラインに沿って進んでいく。仕組みや組織の中で、設計図に従ってガンガン働く。「作業」に明け暮れるためには体力がいる。20代はこれで精一杯。それでいいと思う。社会の仕組みを体に叩き込む。問題はそれ以降だ。30代も引き続き「作業」をしてしまうと確実に20代に負ける。体力が続かないのだ。

社会人になって10年。30代は「仕事」をしなければいけない。しかし「作業」の延長上に「仕事」は無い可能性が高い。「仕事」で必要なものは体力ではなく、頭だからだ。(稀に20代で仕事ができる優秀なやつがいるw)頭を使ってルールを作り、ガイドラインを敷き、仕組み、設計図を作る。「作業」から「仕事」にシフトするためには、周りで起こっていることをよく観察して、勉強しまくって、実験し、失敗し、反省し、また観察し、、ということを意識して繰り返していく必要がある。「作業」をやり続けても「仕事」ができるようにはならない。

 

そして今はもっと問題がある。この「作業」と言う部分は、今後AIとロボットに置き換えられていく部分だ。(「仕事」の方もいずれ置き換えられていくと思うけど、まずは「作業」から置き換えられていく)30代で「作業」をしている非効率な人間から置き換えは始まる。20代後半でまだ「作業」をしている人は「仕事」へのシフトを念頭に行動する必要があるだろう。