代々木ではたらく

これからの働き方を考える

就職するなら大企業がいいのは本当か?、

今日は大企業と中小企業の違いを考えてみたいと思う。

仮想通貨がダイナミックに動いている中、地味な労働の話しをするのもどうかと思うが、副業やリハビリ、適度な運動として労働をするのもいいんじゃないでしょうかね。

 

東京は今夜も凄く寒い。雪の日以降、刺すような寒さの日が続いている。外にでることを躊躇するほど。もうすぐ2月、今が寒さのピークかもしれない。耐えるしかない。僕は今週末、色々な作業が重なりとても忙しくなってしまった。だがやはり、日々のサイクルは最重要。睡眠時間を頂点に、よい食事、運動、入浴、本読み、ブログ書き。個人的(人間的)にやるべきことは先に時間を確保して、それ以外の時間を忙しく活動すれば十分だ。

土曜日の夜、みなさんモンスターを討伐に出かけている頃だろうか?長いロードの間にでもお付き合いいただけたら嬉しい。今夜もよろしくお願いします。

 

先日、本業活動に勤しんでいたら、面白い事象に出くわした。ある大企業の社員と出会ったのだ。その人は「自社に不利なことが発生すると、できない理由を探して実例をまとめ上げ、外堀を埋める工作や根回しをした上で、高級お菓子で謝罪する」という活動を仕事として行なっていた。(本当にそれしかやってないのである!)法務担当とかじゃなく、名刺の肩書きは営業だ。月給はおそらく40〜50万といったところだろう。彼の目的(問題発生〜謝罪まで)の完成度としては完璧に近く「改善の余地なし」で決着がつき、鮮やかな撤退が可能になる素晴らしい仕事っぷりであった。

 

簡単に言えば「仕事」から逃げているだけだと思った。本来であれば、何か問題が起こった時には、原因を突き止め、再発しないように策を練り、実際に改善する。それが仕事のはずだ。だが、書類作成と謝罪でだけで問題そのものがなかったことになる。問題が起こらなかったのだからその人は「優秀」ということになっているらしい。僕はそれを発見して、全く何も生み出しておらず、改善も発展もない!と驚愕したのだが、もしかしたらこれが大企業の仕事なのかもしれないと思い直した。要は、実動をしないで紙で処理できてしまう。ここに大企業と中小企業の決定的な違いがあるように思えた。

 

大企業と中小企業の違いは、たくさんの要素があると思うが、基本的には「大企業であるがゆえ大企業」みたいな基礎値が半端ない。資本が大きくて、マーケティング力、ブランドの力がある。そのインフラに似た巨大な力が仕事をしている。人間の身体で言えば頭、車で言えば運転席、国で言えば政府。そこで行われているのは調整やコントロールであって、実務ではない。だから打ち合わせは長いし、すぐに電話するし、リライトをリライトするみたいな意味不明な仕事、小さい組織からしたら超非効率で謎の作業が多数発生しているのだ。僕たち「実働隊」がそんなことをしていたらすぐにダメになってしまうのはそのためだ。手や、足、タイヤやミラーは調整やコントロールをする部分ではない。コントロールされる側なのだ。残念なことに。だから、調整しかしない人を叩くのはお門違いというわけだ。

 

就職するなら大企業がいいのは本当か?

本当だと思う。新卒での就職はまず「頭」を目指そう。大企業に入ろう。そこで勉強しつくして30歳ちょっと前になったら、そこでずっとやるか、離脱するか考えればいい。中小企業に入って自由に活躍するか、のんびり好きなことやるか、はたまたベンチャーで暴れるか。選ぶのがいいんじゃないかな。大企業にいれば、その選択肢がある。そして、行った先で頭になれる可能性はとても高い。人に発注できる側にいるということはとても重要で大きなアドバンテージになる。口だけのやつになる?言わせておけ。頭になるか、手足になるかだ。頭でいることができれば就業寿命も長くなる。何しろ、いま若い世代は100歳まで生きなければいけないのだから。