代々木ではたらく

これからの働き方を考える

ブロガーがユーチューバーに負ける理由(後半)、

以前「ブロガーがユーチューバーに負ける理由」という記事を書いた。

結論から言うと、ブロガーはユーチューバーには負けない。

 

works.noayos.com

 

(前半)としておきながら、1ヶ月くらい放置してしまった。(後半)のネタはなんとなく頭にあったのだけど、構想があるがゆえに飽きてしまっていて書く気が失せていた。急に書く気になったので、書いていく。この(後半)はブロガーはユーチューバーに負けてないし、むしろ勝ってる。でも比べるものでもないよなぁ、という話だ。まずは、映像の弱点から見ていこう。

 

・映像の弱点

1、時間軸の固定

映像は時間軸があらかじめ固定されていることが最も重要な弱点だろう。内容を知るためには、ある一定の時間を拘束されてしまう。画面から目を離すこともできず、ずっと画面の前で視聴し続けなければいけない。しかも音付きだ。TVを見ているとあっという間に時間が奪われて行くし、映画館に入ったら2時間は出てこれない。これは意識高い系としては由々しき問題だ。

 

2、制作敷居の高さ

映像はスマートフォンで誰もが簡単に撮影できるようになった。しかし、それを視聴に耐えるレベルに仕上げるのはまだまだ難しい。撮影したデータを取り出し、編集アプリにいれ、いいところを抜粋し時間軸にまとめる。テロップや音楽なども入れる必要がある。そこそこ名のあるユーチューバーなら最低でもそのくらいはやっている。ヒカキンさんなどはグリーンバックの処理もやっていたりする。この作業は慣れれば簡単なのだが、やはり色々と面倒で、まだまだ時間も手間もかかる作業となる。

 

ブロガーはユーチューバーに負ける要素が多いながら、映像にも致命的で克服不可能な弱点があることが分かる。この弱点を逆手にとり、ブロガーの戦い方を考えていく。

 

・これからのブロガーの戦い方

映像の弱点1の「時間軸の固定」は、ブログ(文章)にもある程度存在している。自分の読解スピードに依存しているとはいえ、1万字とかになってくると読むが辛くなってくる。そして画面をずっと見ていなければならない。そこで、ブログの端っこに、音声読みあげのボタンをつけたらどうか?と思う。それらが解消される。と、いうネタを用意していた矢先、最近あるサービスが少しだけ話題となった。有名ブロガーが使い始めていたのでみなさんもご存知かと思う。放置していたこの記事を書こうと思ったのはこれを知ったからだ。

voicy.jp

ニュースコンテンツの読み上げからスタートしたサービスのようで、現状のサービスはwebの読み上げはやっていないのかな?ラジオのようなサービスになっているようだ。ぜひブログの読み上げを簡単にできるサービスもやって欲しい。ラジオのようにブログを聞くことができれば、スマホの小さい画面で読まなくてもいいし、にらめっこする必要もない。何かをやりながらブログの記事を読む(きく)ことができる。これなら長文の記事でも途中で離脱せずに最後まで聞いてくれる可能性も上がる。

 

映像の弱点2の「制作敷居の高さ」は、ブログにはほとんど存在していないので、無視できる。スマホ1台あれば画像や映像付きの記事を書くことができるし、音声入力の精度もどんどん上がっている。もう少ししたら、適当に喋った内容をまとめたり、足りない部分を補完したり、章立てなどを自動でやったりできそうだ。いい感じでリライトしてくれるようにもなるだろう。映像ではまだまだ難しく、足踏みしている間に、文章の自動化はどんどんスピードと精度が上がっていくだろう。 音声入力で書いた記事を読み上げ機能で聞くと言うのもなんか不思議な感じだが笑。

 

(前半)では映像の敷居の高さを逆に参入障壁として利用していた。これについては、映像と文章でメリットとデメリットの両方の要素があると言えるだろう。どちらにしても利用価値があり、メリットを伸ばせばいい。

 

ブロガーがユーチューバーに勝てる理由

ブログはユーチューブには負けない。文字の歴史は映像とは比べ物にならない。普遍的な技術であり、超基本的なコミュニケーションの手段だ。応用は無限大で、メディアを選ばない。石にだって刻みこむことができ、ずっと先の未来に残すことができる。ブロガーのみんなも文字や文章を愛してやまないと思う。そして文章には映像では表せない、無限大に広がるイメージを表現する力がある。「ここは宇宙です」と書けば、一瞬のうちに宇宙空間が広がってしまうのだから。無限の宇宙を開拓し続けていこう。