代々木ではたらく

これからの働き方を考える

今を100%で走るダメさ、

夕方にn氏が弊社に来ました。新しい案件の打ち合わせをするためです。n氏は同業の社長さんです。自ら打合せにきてくださって、ありがたい限りです。社長さんともなれば、一体、時給はいくらなんだよ。って感じなわけですが。おっと、経営者は24時間経営者なので、もしかしたら意外と高くないかもしれませんね。いやいや、いい仕事をたくさん持っている会社のトップですから。やはり高そうです。どっちなんだよ。

 

今日土曜日ですから、弊社には人がおりません。n氏は「今日は誰も居ないい感じ?」と言ってましたが。そうですね。という状況です。休日はおやすみするためにありますからね。僕は1年365日オフはありませんので、事務所におりますが。でも最近、休日はきちんと休まないといけないなと思うこと山の如しです。体の休息というよりも、頭の休息が必要だとひしひしと感じております。ずっと、仕事モード100%でいると、他に何も入れる余地がありません。何かいいチャンスがあった時「忙しいから無理」という感じになって、機会を損失してしまいます。今を100%で生きることはとても素晴らしいですが、未来のために10%、いや、5%でも使うことはもっと素晴らしいです。(学生さんや、自宅警備の方々は未来への時間投資率90%とかを叩き出すわけですから本当に羨ましいです、未来は彼らの手の中ですね。)

今は一瞬で過去になってしまいますから、今を生きるということは過去を量産することでもあります。それではいけませんね。でも俺、プレイヤーとしての仕事以上に面白いことがないんだよね。

 

と、話は二転三転してしまったのですが、やはり休日はきちんと休みましょうということです。社員さんにも本当に休んで欲しいと心から思っております。普通の社長さんはみんなそうだと思います。自分の会社の社員さんに幸せになって欲しいと。社員さんを幸せにしたいと思っているはずです。でもなぜブラック企業と言われてしまう会社が出来上がってしまうのでしょうかね。ビジネスモデルがうまく作れず、仕事が成り立っていないのに、そこに人を入れてしまう。そもそも失敗しているのに、力任せに時間だけを投下して行く。経営者に悪意はなくても、失敗に気づかないという無能っぷりを発揮してしまう。そのまま進めてしまう結果なのでしょう。

 

恥ずかしながら、弊社もビジネスモデルらしいものはありません。力任せに走っています(社員はブラック化しないように気をつけています)。設立4年目ですが、そろそろ軌道に載せなければならないと思っています。うちはオーダーメイドでものをつくっています。が、これをモデル化するのがとても難しと感じています。1つ1つのプロダクトが全然違うのです。規模も工数も予算も全然違います。同じ見た目でも、数万円から数百万、それ以上と金額にものすごい幅があります。1つとして同じものがない。これをモデルしちゃいけないんじゃないかとすら思えてきます。

 

モデル化できないと、単純化もできないし、分業も難しい、誰にでもできるわけでなく、属人的な性質が強まってしまいます。そしてAI化やテクノロジーの恩恵もフルで受けられない可能性が高いです。(それが逆にアドバンテージになることもあるかもしれませんが)そうなると世界にスケールできないんじゃいかと思い始めています。買収対象にもなりえません。

 

その辺りを今ぐるぐる考えております。そういうことを考えるのも時間がいります。100%オンの状態でいるとダメですね。でも会社には現金が必要なんすよ。戦いです。今日はオチらしいオチはありません。いつも無いか。それでは今日はこの辺で。また明日。