こんにちは、よしけです。1週間おつかれさまでした。週末ですね。今日は最近僕がやっているゲームについて少し書いておきたいと思います。最近発売されたプレイステーション4のゲーム、「DETROIT」を始めました。
細かい内容とかは公式サイトや数多ある記事を読んでいただくとして、ざっくり言えばストーリー展開を選択できる海外ドラマみたいな感じのゲームです。自分で選んだ選択肢でリアルタイムに運命が変わっていく、そのスピード感がとても心地よく、面白いです。僕はまだ冒頭の部分しかやっていませんが、このゲームで僕が面白いなーと思っている部分を書いてみたいと思います。
1.リアルタイムで変わるストーリー
物語を進めていくと、たくさんの選択肢が現れます。どれを選ぶかで即ストーリーに影響が出てきます。自分の発言で相手がどう感じるか、「信頼性が少し上がった」「ミッションの成功率が上がった」「関係性が改善された」などなど様々な影響が生まれます。これは、ゲーム内だから起こっていることではなく、現実の世界でも常に同じことが毎日のように起こっています。相手のニーズを上手く掴んだり、適切な距離感をとったり、人間関係を上手く構築できる人はこのゲームも上手く進めるかもしれません。そう錯覚するほど、選択肢とそれに対しての周りの反応、状況の変化、結果にどんどん入りこんでいきます。
自分の行動次第で一瞬先が変化していき、いろいろな結末がまっています。ゲームですから任意の箇所からやり直して最適解を見つけるのも楽しみの一つです。でも僕は、ゲームだからと言ってやり直しはしたくはありません。別の未来や色々なエンディングを見たいとは思えません。一度だけの選択にかけていきたいと思っています。入り込んでますね僕。それほどに魅力的なのです。
2.人間と機械の関係性
もう一つの面白さは、このゲームの構造です。プレイヤーはアンドロイドとなって、人間に仕えています。物語はアンドロイドと人間の関係性の話が中心です。そこに様々な摩擦が生じます。これは映画の「アイロボット」や「イノセンス」に似ています。機械に自我はあるか?みたいなやつと、ロボット三原則をめぐるお話です。僕はこの問題がとても好きなのですが、デトロイトでもこの問題を取り上げているように思います(まだ序盤なので詳しく分かりません、すみません)。ゲーム内に暮らしている人間は、主人公であるアンドロイドを機械として見ていて、道具として扱います。見た目が人間に近いので嫌悪感のある人や、差別的な活動をしている人もいます。その中で、アンドロイドは懸命にひとを助けて行くわけですが、中身は「僕」が入っています。アンドロイドの中身は実のところ、プレイヤー(僕)という生身の人間です。ここにこのゲームの一番の魅力があるように思います。
プレイヤーは機械(アンドロイド)として選択肢を選んでいくのですが、そこには機械にはできない(はずの)人間の感情が入った行動が現れます。本当は機械の皮を被った人間(プレイヤー)なのですからね。『アンドロイドが、人間みたいな行動を始めた!』ゲーム内の人間たちは驚き、恐れます。ここに生じる最大の摩擦がデトロイトなのです。液晶画面を鏡にして、ゲーム内と現実世界で反転した関係性が現れます。スクリーン内の出来事では終わらない、現実世界も巻き込んだすさまじいゲームだと感じました。この構造、ストーリーとも密接に絡んできそうでとてもわくわくします。
結末を楽しみに、もう一つの人生を歩むように、デトロイトをじっくり楽しみたいと思います。