代々木ではたらく

これからの働き方を考える

最近の松屋事情、

おはようございます、よしけです。東京は昨日あたりから朝晩の気温が下がり、突然秋が始まった感があります。空が高く、爽やかで気持ちいいですね。お盆休みは終わりかけていますが、ギリギリこの土日は穏やかに過ごせるんじゃないでしょうか。どこかに行く人は平成最後の夏楽しんできてください。僕はこの急激な気温の変化に対応できず、喉が痛くなり少し咳が出るようになってしまいました。体も重い感じがしています。週明けまでには良くなるといいのですが、、。

 

朝早く起きたので、近所の松屋さんに朝定食を食べに行きました。しばらく店舗のリニューアルで店を閉めていたのですが、最近また営業を始めていました。新しい店舗はセルフ化が進んでいました。これも少子高齢化の流れの1つだなーと感じました。

松屋は食券タイプで、席に着く前にメニューを選び、食券を買う必要があります。食券を買った時点でオーダーが厨房に伝わります(前からそうでしたが)。声を発することなく、完了するシステムは僕は大好きです。初期の松屋は、朝定食のチケットを買った後に小鉢の選択を自らの肉声で店員さんに伝える必要があったと記憶しています。これがなかなか面倒でした。寝起き&滑舌の悪い僕は小鉢の選択すらうまく伝えられなかったのです。

そんなわけで、食券ボタンを押すとオーダーが通るので、番号で呼ばれるのを待ちます。このタイミングで以前であればお茶かお水が出てくるのですが、出てきません。セルフサービスで、取りに行きます。そして、以前はプラコップだったのですが、なんと紙コップに変更されていました。洗う手間や、管理の手間を省いていますね。でも、お水や、お茶、ホットか、コールドか、など自分の好きな飲み物を選ぶことができるようになりました。これはいいですね。以前だと冷たい水が出てきて、本当はあたたかいお茶がよかったなーと思うこともありましたからね。コミュニケーションコストもかなり下がりますよね。僕みたいな「水ではなくお茶が飲みたい超絶ヤベーヤツ」がきてしまった時のトラブル回避にもなります。うまく手間を省きつつ、お客さんに合わせた飲み物も出せるというかたちになりました。

お茶をスタンバイしていると、番号で呼ばれます。これが肉声でなく録音されたアナウンスです。そして厨房のカウンターにお客さんが取りに行きます。基本的に厨房から店員さんが出なくてもすむように設計されているので、お客さんとの接点が出来上がった料理を渡す瞬間しかありません。本当に至るところで省力化しています。いかに少人数で働けるか、いかに楽に働けるか、いかに不確定要素を排除できるか。できる限り自動化機械化しています。僕が行ったタイミングは朝でしたが、2人の店員さんがいました。でも、この仕組みなら確実に1人でできるでしょう。いや、人間の店員さんがいなくても十分回るところまで、見えたような気がしました。

 

今後、ファストフードはこの流れがガンガン加速していくことでしょう。日本の人口が減っていくに従い、お客さんが少なくなり、売り上げも落ちて行きます。でも、給料を下げるのは難しい。店員さんの数は少なく、より働きやすい環境にしていくことが今後どの業界でもより必要になるでしょう。新しいテクノロジーや様々な工夫が、取り入れられていくでしょう。便利な未来の社会。とても楽しみでもあり、ちょっと寂しくもあります。だって、食器がプラスチックとか、紙とかあまり嬉しくないですよね。椅子が固定されていたり、テーブルの調味料が固定されていたり、誰がつくった食べ物かわからない食事ってなんだか寂しいですよ。便利だけど、豊かではない。そういう世界のような気がします。